自民・細田博之議員、体調不良から一転、次期衆議院選に意欲

自民党

体調不良を理由に衆院議長を辞任する考えを示した島根1区選出の細田博之衆院議長。
2013年10月4日、自民党島根県連の細田重雄会長らと面談し、
次の衆院選に立候補する意向を伝えた。

体調不良のはずが次期衆院選の出馬に意欲

先月体調不良を訴え、病院で検査したところ脳血管に問題が見つかり、予防的治療のため入院。
その後、公務に復帰していますが、体調面の問題が懸念されていましたが、
体調不良を理由に議長辞任の意向を示したことが判明しました。

次期衆院選に12期目を目指して出馬するかどうかが注目されていました
これに先立ってか、2023年10月13日に細田博之議長本人が東京で会見を開き、
旧統一教会との関係や週刊誌で報道されたセクハラ問題についても、説明するそうです。

旧統一教会、セクハラ問題報道共に疑問が持たれたのが昨年(2022年)の話ですが、
これまで沈黙してきただけに何を語るのかが注目されます。

細田博之の略歴

選挙区:衆院選挙区 島根
生年月日 :1944年04月05日
出身地 :島根県
最終学歴 :1967年東京大学法学部卒業
当選回数 :衆議院 11回

1985年  6月 通産省産業政策局物価対策課長
1986年  7月 細田吉蔵衆議院議員秘書
2002年  9月 沖縄北方対策・科学技術政策担当大臣
2004年  5月 内閣官房長官
2008年  9月 自民党幹事長
2021年11月 衆議院議長

当選回数11回の大ベテランですね、経歴が長すぎるのですがざっとまとめますと
通産省(いわゆる官僚)から細田 吉蔵(父親)の秘書を経て
1990年、衆議院議員初当選(父親の選挙区:島根)
2002年、第1次小泉内閣 第1次改造内閣で初入閣(沖縄北方対策・科学技術政策担当大臣)
2004年、第2次小泉内閣で内閣官房長官
2008年、自民党幹事長
2021年、衆議院議長
父親からの地盤を引き継いだ2世議員です、細田博之氏には息子さんが1人いますが、今の所政界入りはしていません。

同姓同名立候補で話題となった前回の選挙

細田氏の選挙区、島根1区と言えば、2021年の衆議院選挙で
細田氏と立憲民主党の亀井亜紀子の一騎打ちとみられていましたが、
公示4日前に亀井亜紀子氏と同姓同名の亀井彰子(元教師、無所属新人の主婦)が出馬を表明
どちらも読み方は「かめいあきこ」、同音異字の2候補が並び、投票先が判別できない場合には
得票数で振り分ける「案分票」が発生する可能性など陣営や選挙管理委員会は対応に追われました。
 

亀井彰子氏は第一声の演説もなく、選挙カーなども走らせていないとのこと。
ポスターも手作り感満載のもので、何を目的に立候補したのか謎の人物でした。
(立候補するには供託金300万円が必要です)

この選挙では静岡選挙区補欠選挙で、自民党候補が敗北し、自公政権への逆風といわれた選挙でした、それゆえ亀井亜紀子氏の票を割る為に細田陣営が手を回したとの噂が、
本当だとすると島根1区の有権者、バカにされてますね。

結果としては無所属新人の亀井彰子氏の獲得数はわずか4,000票あまり、
立憲民主党の亀井氏と細田氏の得票差は約24,000票だったので
あまり影響がなかったのかもしれませんが、立憲の亀井陣営はポスターの刷り直しなど
選挙戦の出遅れも影響した可能性はあります。

次期衆議院選ではどんな戦いを見せるのか注目されます。

関連リンク

首相官邸
開票速報、島根1区|NHK